マニアックな話していい?
いいよありがとう
まずこいつを見てほしいんですが
まあうちのBeast/0なんですが、
バニソのBrassArmor上の分類としては「4連」に含まれます。
この辺が4連ですね。
要は4パーツが連結されているBrassArmorの事です。
対してこういう、
3つのパーツが連結されているのを「3連」と呼んでいます。
脱線しましたが、
4連のそれぞれのパーツは「付け根側リング部」「中間部(緩衝部)」「先端側リング部」「フック付き先端部」となっていて、リング部はプレートとリングをロウ付けしています。
Beast/0に関しては「先端側リング部」がかなりの高難易度です。
このパーツは中間部と先端部という前後の連結箇所を設けてあり、更にリングをくっつけるんですが、そもそもアーマーリングの構造上というかエビでもなんでもあの動きをするものの構造として、連結部は垂直の面同士を繋げることで動作が保証されやすくなります。
ちなみにロウ付け可能な条件として、接合部同士が密着している必要があります。
銀ロウは粘土ではないので流れた時に嵩というものが存在せず、微々たる隙間でも空いていようものなら溶接材として機能しません。
(細かいこと言うと確か0.何ミリかの許容範囲があった気はしますし自分もそれを念頭において製作してます)
つまりリング部はプレートの内径とリングの外径をきっちり合わせないといけないという条件があります。
要は「連結の為に垂直にする必要がある部分」と「リングに合わせたアールを必要とする部分」が同居しているのが先端側リング部な訳です。
加えてBeast/0はリング取付箇所と前後連結部(とくに先端側)がかなり近いので、連結部に重点を置きすぎるとリング取付箇所のアールが甘くなるという難点があります。
まあ今日ロウ付けしようとして盛大に沼りました。
ロウ付け前にリング外径に合わせてちゃんと調整するべきだったというだけの事なんですが、気温だとか疲労だとかで集中力が落ちてたせいでその辺甘く見て作業してまあ上手く行かない。
行く訳がない。
あまりに沼ったので一旦頭冷やしてモンエナキメて、製作予定で準備してた4本分のそこだけ集中して終わらせるという形に。
なお今日はそれでタイムアップです。
時間もないのにロスがでかすぎます。
なお後発の4連別モデルはその辺反省した作りにはなっているのでBeast/0ほど苦労はしないで済んでいます。
構造に対する理解が甘い時期の作品はリピートも大変ですねという話ではあるんですが、問題はBeastもそこまで古い型ではないという事で……まあ勉強が足りないというか頭が弱いというか。
しんどい思いをした経験を新作に活かしていくっていうのが多分私なりの成長なんだと思います。
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